秋の京都非公開文化財特別公開(京都古文化保存協会主催、朝日新聞社特別協力)が26日、始まった。世界遺産の上賀茂神社(京都市北区)、下鴨神社(左京区)では国宝の本殿などを間近に見ることができる。
5月にある葵祭の正式名称は「賀茂祭」。両神社の例祭で、紫式部の源氏物語や清少納言の枕草子にも登場する。上賀茂神社では高倉殿(国重要文化財)が公開され、神宝や祭器具を展示する。下鴨神社では、神に供える食事を調理した大炊殿(おおいどの)(重文)や、復元整備された神仏習合の時代の神宮寺の跡なども公開している。
特別公開は京都市内の17カ所、京都府北部の11カ所で。12月8日までだが、公開日はそれぞれ異なる。詳細は協会のホームページ(http://www.kobunka.com/)。問い合わせは協会(075・451・3313)。(清水謙司)
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