広島菜の一大産地、広島市安佐南区川内にあるJA広島市の施設で行われた初漬け式には、生産農家やJAの職員などおよそ40人が参加しました。
式では、出席者の代表2人が「えいっ、えいっ」と威勢のいい声をあげながら積み上げられたおよそ3トンの広島菜に塩をかけ、おいしい漬物ができるよう祈願しました。
JAによりますと、ことしの広島菜は猛暑の影響で一部で生育の遅れがあったものの、夏から秋にかけて適度に雨が降ったことや、最近のほどよい寒暖差もあり秋以降は順調に生育しているということです。
生産農家で作る団体の溝口憲幸 会長は「農家にとっては肥料が値上がりするなど苦しい状況だが、頑張ってつくっている。冬の風物詩の広島菜をぜひ皆さんに食べてもらいたい」と話していました。
JAによりますと、この地域の広島菜の漬物は来月上旬から出荷が始まり、例年並みのおよそ800トンの出荷を見込んでいるということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。