男性は1升(1・8リットル)、女性は半分の5合の日本酒を大杯で一気に飲み干し、早さや飲みっぷりを競う「どろめ祭り」が28日、高知県香南市の海岸で開かれた。晴天の下、司会者の「ぐーっと、吸って」というかけ声に合わせ、酒豪自慢の参加者らが杯を空けた。
今年は県内外から男女計20人が参加。女性の部は香南市の自営業大浜優衣さん(37)が8秒92のタイムで6回目の優勝を果たした。「とにかく楽しく、早く、美しく飲もうと思っていた。めちゃくちゃうれしい」と笑顔だった。
男性の部は高知市のフィギュア作家デハラユキノリさん(49)が19秒35で初優勝した。今回が4回目の挑戦といい「やっと優勝できた」と感慨深げに話した。
祭りは、「どろめ」と呼ばれるイワシの稚魚をさかなに酒を飲み、豊漁を祝ったのが由来とされる。
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