この催しは、戦があった「川中島」と同じ地名があることにちなんで、笛吹市で毎年開かれていて、45回目のことしは武田信玄役を小堺一機さん、上杉謙信役を関根勤さんが務めました。

市内を流れる笛吹川の河川敷には全国から集まったおよそ500人がよろいやかぶとを身にまとい、武田軍と上杉軍に分かれて対じしました。

上杉軍が次々と攻撃の陣を入れ替えながら武田軍を攻めたてる場面や、両軍が入り乱れて接近戦を展開する場面が再現され、参加した人たちは大声を上げて敵陣に斬り込み激戦を演じていました。

さらに、馬に乗ってあらわれた謙信が、信玄に一騎打ちを挑む場面も再現され、迫力に満ちた合戦の様子に観客からは大きな歓声が上がっていました。

武田軍として参加した静岡県の60代の男性は「初めて参加したが楽しかった。歴史を勉強するきっかけにもなり、また来年も参加したい」と話していました。

また、ドイツから訪れた40代の男性は「この催しに出るためにドイツから日本に来たが、日本の文化を学ぶきっかけになった。外国からの観光客がこのように文化を学べる機会はあまりないので、みんなに参加してほしい」と話していました。

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