全国有数の抹茶の産地として知られる愛知県西尾市で1日、八十八夜恒例の「新茶の茶摘みセレモニー」があった。かすりの着物姿の女性が、つやのある緑色の新芽を丁寧に摘み取っていた。

 同市茶業組合によると、抹茶の原料となるてん茶には、うまみと甘みを増すために4月初旬から収穫が終わる5月下旬まで遮光ネットをかけて栽培されるという。組合長の高須正徳さん(61)は、「今年は大きな凍霜害もなく生育は順調。昨年並みの生産量を見込んでいます」と話している。(小玉重隆)

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