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<リンゴ酢が肥満対策の鍵になるかもしれない。新たな研究によると、毎日少量のリンゴ酢を摂取した若者たちは、体重や血糖値、コレステロール値が改善したという結果が得られた>
味には好き嫌いが分かれるかもしれないリンゴ酢が、肥満の若者の減量に役立つ可能性があることが分かった。
研究によると、12週間にわたり毎日少量のリンゴ酢を摂取した人は、プラシーボ(偽薬)を摂取した人より体重が多く減った。さらに、血糖値、中性脂肪、低密度リポタンパク(LDL、いわゆる悪玉コレステロール)の値も、より低かった。血中の中性脂肪や悪玉コレステロールの値が高いと、心臓疾患や脳卒中のリスクが高まることが知られている。
「今回の結果は、肥満の管理における食事療法でリンゴ酢を推奨する科学的根拠を、補強できるのではないだろうか。この分野のさらなる研究が促される」と、論文を発表したレバノンのホーリー・スピリット大学カスリック校の研究チームはプレスリリースで述べている。
研究に参加した120人のレバノン人は平均年齢17歳、BMI(体格指数)は27~34で「過体重」または「肥満」に分類される(米疾病対策センターによると、ほとんどの成人にとって理想的なBMIは18.5~24.9だ)。
参加者は無作為に4つのグループに分けられ、3つのグループは12週間にわたって毎日、朝食前にリンゴ酢をそれぞれ5ミリリットル、10ミリリットル、15ミリリットル飲んだ。残り1つのグループは液体のプラシーボを飲んだ。
その結果、リンゴ酢を毎日飲んだグループは12週間後に体重が6~8キロ減り、BMIは2.7~3ポイント減少した。
最も体重が減ったのは最も多い15ミリリットルのリンゴ酢を飲んだグループで、平均体重が77キロから70キロ強に減った。プラシーボを飲んだグループは体重とBMIの減少がより小さく、79キロ強から79キロ弱に減っただけだった。
サンプル数が少ないため今回の結果を一般化するには限界があるが、リンゴ酢の潜在的な効果をさらに研究する価値を見いだしたと、研究チームは述べている。
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