阿久根市は、およそ20戸の農家が毎年300トン余りのボンタンを生産する全国有数の産地です。
今が収穫の最盛期で、このうち阿久根市山下の農園では、今月から贈答用のボンタンの収穫が始まり、大きいもので直径20センチ、重さ1.5キロを超えるボンタンのつるを、はさみで切って収穫していました。
ことしは先月まで暑さが続き、冷え込む時期が遅かったため実の成熟は進んだものの、皮が黄色く色づく時期が1週間ほど遅くなっているということです。
ただ、香りや味はよい仕上がりだということで、出荷する作業場では爽やかなかんきつの香りが漂っていました。
ボンタンは収穫から1か月程度置いて見た目や香りを楽しんだあと、皮が柔らかくなったときが食べ頃だということです。
ボンタンの生産や加工を行う泰平食品の下園大樹専務は「大きさと、甘酸っぱくて爽やかな味が魅力です。ことしもおいしくできあがったのでぜひ食べてください」と話していました。
ボンタンの収穫は来月中旬ごろまで続くということです。
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