豪華な山車を海辺で引き回す亀崎潮干祭(しおひまつり)が3日、愛知県半田市で始まった。4日まで。国の重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つにもなっている。

 見せ場の一つは、「海浜曳(ひき)下ろし」。海辺で威勢の良い掛け声のあと、法被姿の子供や大人の引き手が5両の山車を順に波打ち際まで突進させた。

 名古屋市緑区から初めて訪れたという伊藤朱里(あかり)さん(27)は「山車と海が一緒にうつる景色はなかなか見られないので、とてもきれいでした」と話していた。(小玉重隆)

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