大野市の老舗酒造会社に住み込んでいるのは、東京農業大学の醸造科学科の3年生、2人です。

住み込みを始めて10日目の18日午前8時ごろから蒸し上がったばかりの酒米を冷ましながらほぐす作業や、麹と混ぜた酒米を水と一緒に大きなタンクに入れてかき混ぜる作業を行いました。

タンクの中をかき混ぜる作業は「櫂棒」と呼ばれる長さ3メートルほどの棒を使い、学生たちは蔵人から身ぶり手ぶりで櫂棒の使い方などを教わりながら、黙々と作業に取り組んでいました。

学生のうち、大山莉奈さんは「その日の天気や気温などで酒米の蒸し方を変えることや、学校では学べなかったことを実際に現場で体験できとても良い経験になりました」と話していました。

また、渡邊菜央さんは「酒造りの現場を実際に体験して就職先として酒造りも視野に進路を考えたい」と話していました。

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