外務省は、ICAO=国際民間航空機関からの勧告を踏まえ、パスポートの偽造防止対策を強化することにしていて、20日、新しいパスポートを公開しました。
顔写真を掲載したページを、紙から厚いプラスチックに切り替え、氏名などの個人情報を登録したICチップをこのページに埋め込みます。
さらに、顔写真や氏名などを紙幣などで使っている技術を生かしてレーザーで記すことにより、偽造されにくくなるということです。
これに伴って、パスポートの作成は国立印刷局で行うことになり、申請から発給までの期間が、今の1週間程度から、2週間から1か月ほどに延びるということです。
新しいパスポートは、来年3月24日以降の申請分から発給することになっていて、外務省は、4月ごろに海外に行く予定がある人は、これより前に申請するよう呼びかけています。
岩屋外務大臣は、記者会見で「偽造しにくいものになり、安全性が非常に高まった。安心して使ってもらえると思う」と述べました。
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