大阪・関西万博の開幕1年前に合わせてラッピングされた南海の特急「ラピート」と公式キャラクター「ミャクミャク」=大阪府泉佐野市で2024年4月12日、中村宰和撮影

 大阪・難波と関西空港を結ぶ南海の特急「ラピート」を大阪・関西万博に合わせたデザインにラッピングした車両が12日、同社羽倉崎車庫(大阪府泉佐野市)で公開された。万博のデザインシステムの一つ「Umi」を採用し、海沿いを走るラピートにふさわしく先頭車両は明るい青が基調で、海中の鮮やかな命が調和する様子を描いた。万博開幕1年前の13日から運行を開始する。

大阪・関西万博の開幕1年前に合わせてラッピングされた南海の特急「ラピート」=大阪府泉佐野市で2024年4月12日、中村宰和撮影

 1編成6両に、海底でゆらめく海藻やうろこが輝く海水魚、こんぺきの海、波打ち際の淡いブルーなど、海そのものが一つの大きな生命体として機能する様子を表現しているという。車両には随所に公式キャラクター「ミャクミャク」が描かれている。南海は「沿線の皆様や関西空港を利用する多くの外国人に見てもらい、万博開幕に向けて機運醸成を図りたい」と説明した。

 運行初日の13日は難波―関空間を6往復する。運行期間は万博が閉幕する25年10月13日までを予定している。【中村宰和】

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