■MLB ドジャース 5-2 パドレス(日本時間14日、ドジャー・スタジアム)
ドジャース・大谷翔平(29)は14日(日本時間)、本拠地のパドレス戦で「2番・DH」で先発出場。2打数無安打1打点(2四球)で、9試合ぶりのノーヒットに終わった。チームは連敗を2で止めた。
前日13日(同)には3試合ぶりの4号ソロ本塁打を放ち、松井秀喜氏のMLB通算日本人最多175本塁打に並んだ大谷。2戦連続アーチで“ゴジラ超え”は叶わなかったが、2戦連続打点でチームの勝利に貢献した。
この日は雨のため試合時間が約2時間15分遅れとなった。パドレス先発はナックルボーラーのM.ウォルドロン(27)。ストレートや様々な変化球の中にナックルを加え、緩急で勝負するタイプの投手、初対戦の大谷は1回の第1打席、いきなりナックルを2球連続で投げられたがストレートの四球で出塁。すると、開幕戦以来となる今季2個目の盗塁に成功した。
3回、第2打席も四球、今季初となる2打席連続四球で出塁した。0対0で迎えた4回は、2死一、二塁から1番・M.ベッツ(31)がレフト前へタイムリーを放ち、ドジャースが先制。さらにチャンスで大谷の第3打席、カウント1-0から内角高めのカットボールに差し込まれ、バットが真っ二つになりサードライナーに倒れた。
その裏、パドレス5番・J.P.プロファー(31)の打席で内角攻めにプロファーが激怒。両軍がホームベース付近に集まると、大谷も素早く参加。パドレスもブルペンから松井裕樹(28)が走ってくると大谷はその姿を見つけて笑顔を見せた。
7回の第4打席は3対1と2点リードし、さらに1死一、三塁のチャンス。パドレス3人目、左腕のA.モレホーン(25)と対戦。カウント1-1から外角低めのスライダーに体が泳ぎながらも上手くバットに乗せて、センターへ犠牲フライ。2試合連続打点で貴重な追加点を挙げた。
そして、8回の第5打席、パドレス4人目はJ.ブリトー(25)、カウント2-1からの4球目、内角高め95マイル(153キロ)のストレートを捉えてライトへ。あとひと伸び足りずにライトフライ。それでも打球速度は110.3マイル(177キロ)と十分な速度があったが、打球角度が43度とボールの下を叩いてしまい高く上がってしまった。大谷はベンチに戻る時に少し笑顔を見せ、すぐにタブレットで今の打席を振りかえっていた。
大谷は2打数無安打2四球1打点、連続試合安打は「9」でストップしたが、最後の打席でここまで苦戦していた高めの速球を上手くとらえた打席を見せてくれた。
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