唐澤剣也選手は、群馬県渋川市出身の29歳。

10歳の時、網膜剥離のため失明し、2016年のリオデジャネイロパラリンピックで視覚に障害のある選手が活躍する姿を見て、競技を始めました。

先輩選手のランニングフォームを手で触ったり、足音を聞いてリズムをまねたりするなど視覚以外の感覚を使って技術を習得し、初めて出場した東京パラリンピックの男子5000メートル、視覚障害のクラスで銀メダルを獲得しました。

2021年には、同じ種目で14分55秒39の世界新記録をマークしたほか、去年の世界選手権で金メダルを獲得するなど着実に力をつけていて、パリパラリンピックで初めての金メダルを目指しています。

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