橋本選手は、パリオリンピックの代表選考を兼ねたNHK杯の開幕前日の15日、会場で平行棒の練習を行った際、右手の中指を痛め、16日、大会を棄権することになりました。
17日午前、水鳥男子強化本部長が取材に応じ、橋本選手は突き指したと説明したうえで、診断の結果、右中指の側副じん帯を損傷したということで「本人はできたら試合に出たいという意思を示していたが、しっかり休んでオリンピックに向け、準備をしていこうとなった。すごく悔しい思いがあったようだが、今は前を向きたいと言っている」と話しました。
そのうえで、来月には本格的な練習ができる見込みだと明かし、「パリ大会に向けてはしっかりやっていけると考えている。残念な思いはあるが無理をすべきではないし、最終的にパリ大会で金メダルをとるためにどう考えるかが大事なので、けがを受け止めてパリ大会に向けて取り組んでほしい」と話していました。
橋本選手はこれまでにただ1人パリ大会の代表に内定している日本のエースで、大会を「パリオリンピックの前哨戦」として大会4連覇を目指していました。
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