■MLB ドジャース 2-7 レッズ(日本時間17日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

ドジャース・大谷翔平(29)が本拠地でのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場し、2打数無安打(1四球)で4試合ぶりのノーヒット。チームは7失点で5月初の連敗を喫した。

この日は“大谷ボブルヘッドナイト”と題して、先着4万人に自身の首振り人形が配布された。始球式には大谷の大ファンであり、心臓病を乗り越えた13歳のアルバート・リー君が務め、捕手の大谷がボールを受け取った。試合後、大谷は「できれば勝って(活躍を)見せられれば良かったですけど、良い思い出になってくれればうれしいですね」と思いを語った。

アルバート君らを始球式に招待したことについて「もともと球団から奥さんとかどうですかって言われていたんですけど」と真美子夫人への打診があったことを明かし、「光栄なことですけど本人と話しをして、野球の好きな子や、あまり観に来られない病院の子だったりとか、そっちの方がいいんじゃないかなという感じで決めました」と夫人との相談がきっかけとなり、アルバート君の始球式が実現したという。

さらにこの日は今季メジャー最多となる5万3527人が来場。「素晴らしい風景でしたし、選手冥利に尽きます。本当に壮観でプレーしていて素晴らしい瞬間だったと思います」とファンに向けて感謝の気持ちを。

現在盗塁でメジャートップをひた走るレッズのE.デラクルーズ(22)が、自身初となる1試合4盗塁をマークした。その活躍に大谷は「もちろん素晴らしい選手ですし、得点の起点になっていたので素晴らしい活躍だった」とデラクルーズを評価。

自身も1回に今季11個目の盗塁を決め、キャリア最多の26盗塁(2021年)を超えるペース。「スタートが全てじゃないかなと思うので、走り出したらいくしかないですし。あとはスタートを切るタイミングと勇気が一番かな」と盗塁に対する考えを明かした。

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