自転車のBMXフリースタイルは、自転車でさまざまな技を繰り出しその難度や完成度を競う種目で、予選は2回のランの平均得点で争われます。

このうち男子は24人が出場し、東京オリンピックで5位に入賞した中村選手は1回目のランで、持ち味の滞空時間の長いジャンプに、空中で体と自転車を一緒に、2回転させる技などを決め、85.14をマークしました。

2回目のランでも安定感のある技を見せた中村選手は平均得点を84.65として全体の8位につけ、上位12人で争う18日の決勝に進みました。

また、18歳の溝垣丈司選手は2回目のランで80点を超える得点をマークしたものの、15位にとどまり、決勝進出はなりませんでした。

一方、女子は18歳の内藤寧々選手が、16位となり予選敗退でした。

自転車のBMXフリースタイルは予選シリーズの2大会で男女それぞれ上位6位までに入った選手がパリオリンピックの出場権を獲得することができます。

中村輪夢「決勝は自分の力出し切る」

予選8位で決勝進出を決めた中村輪夢選手は「オリンピック出場がかかっているので、レベルも高かったし、残れてホッとしている」と話しました。

そのうえで「目標はパリなので、そこに向けて、どう自分の感覚と結果で挑めるか。あすの決勝はきょうできなかったこともあるので、自分の力を出し切って、それに結果がついてくれば」と話していました。

また、予選敗退となった溝垣丈司選手は「いつもの大会より緊張した。世界のレベルが高いので、もっと練習をして、お客さんを沸かしたい。日本に帰ったらすぐに練習して、レベルアップしたところを次の大会で見せたい」と切り替えていました。

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