自転車でさまざまな技を繰り出し、その難度や完成度を競うBMXフリースタイルは、予選シリーズの2大会の合計で男女それぞれ、上位6位までに入った選手がパリオリンピックの出場権を獲得できます。
中国 上海で開かれている予選シリーズ第1戦の決勝は、2回のランのうち高いほうの得点が採用される方式で18日行われ、日本選手は東京オリンピックで5位に入賞した中村選手がただ1人、12人で争う決勝に進みました。
中村選手は1回目のランで、持ち味の滞空時間の長いエアに空中で自転車から体を離し、車体を回転させる技などを決めて84.00をマークしました。
しかし、2回目のランでは、序盤のエアで着地に失敗し、9位でした。
決勝は予選1位のアメリカの選手と2位のイギリスの選手が2回のランでいずれも転倒する波乱の展開となり、予選で4位だったフランスのアントニー・ジャンジャン選手が優勝しました。
中村「失敗がパリじゃなくてよかった」
2回目のランで転倒して得点を伸ばせず9位に終わった中村輪夢選手は「本当はよい結果を出して、次につなげたかったが、この失敗がパリじゃなくてよかったと思って、次に向けて頑張りたい」と前を向いていました。
そのうえで「2月のワールドカップからこの大会に向けて調整し1分間走るということに関しては、前よりは楽に感じたので、あとはきょう出せなかった技や技術面を向上させたい」と話していました。
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