第76回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は18日、群馬県であり、埼玉県大会準優勝の昌平は初戦で武相(神奈川1位)にコールド勝ちした。次戦は20日の準々決勝で、東海大菅生(東京2位)と戦う。19日は県大会を制した花咲徳栄が日大明誠(山梨2位)と対戦する。(山田みう、恒川隼)
「正直、ほっとしています」。2本塁打した昌平の3番山根大翔(3年)は試合後、顔をほころばせた。
183センチ、88キロの体格で、長打が持ち味。だが、県大会は周囲が長打を放つ中、3回戦や準々決勝は無安打だった。準決勝や決勝こそヒットを打ったが、悔いが残る大会だった。
「ホームランを打ちたいと思うあまりに力みすぎて、バットがうまく振れなかった」と分析した。左半身に力を入れすぎる癖を意識して練習し、関東大会に臨んでいた。
この日は一回裏無死一、二塁で迎えたチャンスで、初球の甘めに入った直球を捉えた。公式戦では初となる本塁打。前の打者が四球だったため、「ストライクを取りに来ると思った。リラックスできた」という。チームは勢いづき、山根は六回にも本塁打を放った。「3番として、チームの勝ちにつながるバッティングができた」と満足そうだった。(山田みう)
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