MLB日本人選手の1週間の活躍をまとめて振り返ります。
■鈴木誠也 今季4号
日本時間12日、右脇腹の張りからおよそ1カ月ぶりにスタメン復帰したカブスの鈴木誠也選手(29)。その第3打席、サードへのぼてぼての打球も全力疾走で内野安打とすると、第5打席にはレフト前に運び、マルチヒット。さらに今シーズン初盗塁。打って走って元気な姿を見せました。
日本時間16日は久々の快音です。8回表の第5打席、復帰後初となる今シーズン第4号ホームラン。チームメイトも大盛り上がりの1発で勝利に貢献しました。■ヌートバーも今季4号…出塁率は3割超え
そして日本時間18日はカージナルスのヌートバー選手(26)。1回、アウトコースの球を豪快に振りぬくと打球は、バックスクリーンへ。今シーズン第4号は先制の2ランホームラン。ヌートバー選手は2試合連続3出塁の活躍、出塁率は3割台。チームも快勝です。
■ダルビッシュ有 日米通算200勝に王手
続いては、パドレスのダルビッシュ有投手(37)。現地は母の日(日本時間13日)ということで、ピンクのグラブでドジャース戦に先発です。多彩な変化球を操るダルビッシュ投手は、強力ドジャース打線に対し、5回2アウトまでパーフェクトピッチング。
しかし6回、2アウト2塁のピンチを背負いますがここは空振り三振。2度にわたって吠える気迫のピッチング。ダルビッシュ投手は7回7奪三振無失点で今シーズン3勝目。日米通算200勝へ王手です。
古田敦也さん「いよいよきました。ダルビッシュ投手は今年、非常に調子が良いですからすぐ200勝にくると思うんですが、先発での勝利オンリーなんです。野茂英雄さん、黒田博樹さんでさえ救援勝利はあるんです。『先発のみ』で日米通算200勝となると史上初ですから、すごい記録です。確実にあると思います」
次のページは
■菊池雄星 9奪三振1失点の好投■菊池雄星 9奪三振1失点の好投
ブルージェイズの菊池雄星投手(32)は日本時間16日、1回に先頭打者ホームランを浴び、1点を失う苦しいスタートとなります。それでも、この回3つの三振を奪い、最少失点で切り抜けると、菊池投手は毎回ランナーを出しながらも粘りのピッチングをみせます。4回には、オリーオルズのムリンス選手を内角いっぱいのストレートで見逃し三振。
菊池投手は5回途中で降板となりましたが、9奪三振1失点の好投を見せました。
■今永昇太 防御率いまだ0点台
デビューから無傷の5連勝中、カブス・今永昇太投手(30)は日本時間14日、ブレーブス戦に先発しました。1回、昨シーズン41ホーマー73盗塁でMVPのアクーニャJr.選手(26)にフォアボール、出塁を許します。続くアルビーズ選手をキャッチャーフライに打ちとり、1アウト1塁。ここで今永投手は1塁へ素早い牽制(けんせい)。判定はセーフですが、ここでカブスがチャレンジ。しかし、結果が出る前にアクーニャJr.選手がベンチに帰るほどの完璧なタイミングで、判定は覆りアウトになります。
3回にはそのアクーニャJr.選手を空振り三振。今永投手のストレートにタイミングが合わないのか何度もバッティングを確認していました。
さらに4回。2アウト満塁のピンチでこの日3度目のアクーニャJr.選手対今永投手。打球は鈴木選手のいるライトへ、昨シーズンのMVPを打ち取り0点に抑えました。
そして5回にも牽制球で2つ目のアウトを奪った今永投手は、「投げる以外の動作というのも投手として大事なことなので、その成果が出せて良かったかなと思います」と話しました。
6勝目とはなりませんでしたが5回を投げ、8奪三振無失点。防御率は0点台と、メジャートップを走っています。
(5月19日放送「サンデーLIVE!!」より)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。