富山県出身で21歳の中村投手は、高岡第一高から育成ドラフト3位でおととし広島に入団した右ピッチャーで、1メートル90センチの長身から投げ込む伸びのあるストレートが持ち味です。
昨シーズン、広島を戦力外となった中村投手は、アメリカを拠点に大リーグの球団などとのプロ契約を目指して海外のチームと試合を行う「アジアンブリーズ」の一員として大リーグのマイナー球団を相手に6試合に登板し、6回無失点の好投を見せてマーリンズとのマイナー契約をつかみました。
20日、都内で記者会見した中村投手は「ものすごい環境でチャレンジできるので、このチャンスをむだにしたくない。環境を変えたいと思いアメリカでプレーしてみたいと考えたが自由な雰囲気で野球が楽しく感じて、そのことがいい方向につながったと思う」と話しました。
そのうえで、「メジャーという舞台はまだまだ先だと思うが、一つ一つ自分の課題をクリアした先にその舞台が見えると思うのでコツコツと地道にやっていきたい」と抱負を述べました。
中村投手は今月26日にドミニカ共和国に渡り、大リーグ傘下のルーキーリーグでプレーするということです。
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