■MLB ブルージェイズ 0ー5 ホワイトソックス(日本時間22日 カナダ・トロント、ロジャース・センター)

ブルージェイズの菊池雄星(32)が本拠地でのホワイトソックス戦に先発。6回、今季最多の101球を投げて、被安打5、奪三振6、四死球3、失点3(自責点2)、防御率は2.64。約1ヵ月ぶりの白星とはならなかった。

4月23日(同)の勝利から1ヵ月間白星に恵まれていない菊池、この日はア・リーグ中地区最下位のホワイトソックス、48試合で14勝34敗、借金「20」で勝率は.292。チーム打率、チーム打点、チーム本塁打はメジャー全30球団中30位と今季はチーム状態が良くない。さらに菊池はホワイトソックス戦での敗戦はメジャー1年目の2019年9月14日(同)、約4年8ヵ月前の1敗のみ。確実に白星をつかみたいところ。

立ち上がりは1番・T.ファム(36)を83マイル(134キロ)のカーブで空振り三振、その後はヒットと四球で2死一、二塁のピンチを背負ったが、5番・C.ジュークス(28)をショートゴロ。得点圏に走者を許したが無失点に切り抜けた。

2回、先頭のK.リー(25)をサードゴロに打ち取ったが、サードのE.クレメント(28)が1塁へ悪送球。味方のエラーで出塁を許すと、7番・Z.レミラード(30)がバント。菊池は落ち着いたフィールディングで1塁をアウトにするがまたも得点圏に走者を許した。そして、打率.213、0本塁打、1打点の左打者、9番・N.ロペス(29)にスライダーをレフト方向へ弾き返されタイムリー、菊池は先制点を奪われてしまった。

最少得点差で粘りたい菊池は4回、先頭打者に四球を与えると2死一、三塁のピンチ。迎えるは前の打席でタイムリーを打たれている9番・ロペス、ストレート2球で2ストライクに追い込むと、最後はカーブでセカンドゴロ。菊池は何とか無失点に抑えた。

菊池を援護したい打線だがホワイトソックスの先発G.クロシェ(24)の前に4回まで1人の走者も出せずパーフェクトピッチングを許した。

5回の菊池は1死から2番・A.ボーン(26)にカウント0-1から4球連続ボールで四球、さらに3番・E.ヒメネス(27)にも3-0と7球連続でボールと突如コントロールを乱してカウントを悪くした。するとフルカウントからストレートが高めに浮いてレフトオーバーのツーベース。2死二、三塁のピンチを招くと7番・ジュークスにはカウント2-1からレフト前へ2点タイムリー、菊池は粘り切れず追加点を奪われた。

チームもホワイトソックス投手陣にわずか2安打に抑えられて完封負け、菊池は6回、101球を投げて、被安打5、奪三振6、四死球3、失点3(自責点2)、防御率は2.64。クオリティースタート(先発投手が6イニング以上を自責点3以内に抑える)となったが、今季4敗目。約1ヵ月間勝ち星に恵まれていない。

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