大宮アルディージャが元なでしこジャパンの鮫島彩(36)の今シーズンでの現役引退を発表した。鮫島は2011年に女子W杯で優勝を飾るなど3大会連続出場。2012年のロンドン五輪では銀メダルを獲得するなど、なでしこジャパンのサイドバックとして活躍してきた。

今月25日に行われるリーグ最終戦、INAC神戸レオネッサ戦で現役に終止符を打つ。

■鮫島彩コメント全文

今シーズンをもちまして、引退することにしました。

過去を振り返れば、震災によるチーム活動休止、アメリカリーグ移籍、アメリカリーグ廃止によるフランスリーグ移籍、W杯優勝、五輪銀メダル、怪我による無所属でのリハビリ期、etc.....自分の思い描いていたサッカー人生からは、想像もつかない出来事の連続だった気がします。

ですが、自分が想像していたよりも遥かに、学びの多い、素晴らしいサッカー人生を送ることができました。

サッカーを始めてから28年間。あのときもし別の選択をしていれば、失点していなかったかも、怪我をしていなかったかも、もっと良い方向に向かっていたかも...そう思う瞬間はいくつもありますが、サッカーをやっていたからこそ見ることのできた景色や出会えた仲間、そして、これまでに出会ったファン・サポーターの皆さんの存在が、今までの私の選択が全て最高の選択だったことを証明してくれています。

両親からもらった名前の通り、サッカーを通じてとても彩りのある時間を過ごすことができました。関わってくださったすべての方々に、心より感謝します。本当にありがとうございました!

最高に幸せなサッカー人生でした。

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