ドイツ1部リーグのフランクフルトに所属する長谷部選手は、高い戦術理解力とたぐいまれなリーダーシップで、日本代表のキャプテンとして3大会連続でワールドカップに出場しました。
長谷部選手は4月、40歳となった今シーズンを最後に現役を引退することを表明し、5月18日のリーグ最終戦に途中出場して試合後におよそ10年間プレーしたフランクフルトのサポーターにドイツ語で感謝の思いを伝えました。
24日 午前11時から都内のホテルで行われる記者会見では、帰国した長谷部選手のほか、フランクフルトのマルクス・クレッシェスポーツ執行役が出席します。
高校卒業後、浦和レッズに入団して日本代表のキャプテンとして長く活躍し、ドイツリーグでも外国人選手で歴代2位に並ぶ384試合に出場するなど実績を積み上げた22年間を自身のことばで振り返るものとみられます。
また、現役引退後はクラブに残って指導者の道に進む予定で、今後の目標についてどう語るのか、注目されます。
◇長谷部誠 W杯3大会連続で代表主将
長谷部誠選手は、静岡県藤枝市出身の40歳。的確な状況判断と攻守両面で見せる高い戦術理解力をベースに、守備的ミッドフィルダーやセンターバックなどミッドフィルダーとディフェンダーのさまざまなポジションでプレーしてきました。
藤枝東高校を卒業したあと2002年に浦和レッズに入団し、主力としてチームのJ1制覇や、ACL=アジアチャンピオンズリーグの初優勝に貢献しました。
2008年にドイツ1部リーグのウォルフスブルクに移籍し、その後、ニュルンベルクを経て2014年からフランクフルトでプレーしてきました。
日本代表としては歴代7番目の通算114試合に出場し、たぐいまれなリーダーシップで2010年から8年余りの間キャプテンを務めました。
2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会とワールドカップに3大会連続でキャプテンとして出場し、代表のキャプテンで出場した試合は、歴代最多の81試合を数えます。
また、ドイツリーグでも5月18日のリーグ最終戦で通算の出場試合数が384試合となり、外国人選手として歴代2位に並びました。
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