■MLB パドレス 0-8 ヤンキース(日本時間25日、ペトコ・パーク)

本拠地でのヤンキース戦に登板したパドレスのダルビッシュ有(37)は、ジャッジに3戦連発を浴びるなど自己ワーストタイとなる4被弾の大乱調。5回2/3(81球)を投げ、9安打7失点で今季2敗目を喫した。

前回20日のブレーブス戦では7回無失点の好投、史上3人目の日米通算200勝を挙げ、さらに自身メジャー最長となる25イニング連続無失点をマーク。この日は、野茂英雄に並ぶ日米通算201勝を狙う登板となったが、初回に先制点を許すとヤンキース強力打線につかまり、まさかの4発を浴びた。

ヤンキース戦は昨年5月29日に登板し、初回にジャッジに被弾するなど敵地で3回途中7失点と黒星を喫していた。

この日の立ち上がりは先頭のボルペにいきなり三塁打を浴びると、1死三塁でジャッジの犠牲フライで先制点を献上。連続無失点記録は「25」でストップした。2回は前日12号本塁打を放った5番・スタントンを三ゴロに打ち取るなど3者凡退と切り替えた。

だが3回は先頭・ウェルズに内野安打を許すと、2死二塁の場面でソトに高めのシンカーをライトスタンドに運ばれ(14号2ラン)、さらに続くジャッジに2球目のスライダーを捉えられ、3戦連発の16号ソロで0-4。2者連続アーチに本拠地は悲鳴に包まれ、下を向くダルビッシュ。

悪い流れを断ち切りたいところだが、4番・バードゥーゴのレフトへの打球があわや3者連続のホームランかと思われたが、ヒットで2死一塁に。だが続くスタントンに初球カーブをレフトスタンド中段に運ばれる特大の13号2ランを浴び、まさかの1イニング3被弾。序盤に0-6と大量失点を喫した。

4回は先頭のトーレスに初球真ん中のシンカーをバックスクリーン左に叩き込まれてしまい、この日4被弾目で0-7と大乱調に。5回は3者凡退で切り抜け、6回もマウンドに上がったダルビッシュだが、1死一塁で9番・バーティを空振り三振に仕留めたところで降板となった。

ヤンキース打線が本領発揮で得点を重ねる中、パドレス打線は5回まで2安打で三塁を踏めず沈黙が続いた。7回はマチャドの四球とクロネンワースのヒットで無死一・二塁としたが、後続が打てず2者残塁。終盤もチャンスを作れず無念の完封負け、本拠地では14~16日のロッキーズ戦に続き4連敗を喫した。

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