プロバスケットボールBリーグのチャンピオンシップ(CS)で、琉球ゴールデンキングスの連覇が懸かった26日の広島ドラゴンフライズ戦。会場の横浜アリーナは大声援に包まれたがV2はかなわず、ブースターたちは次戦の巻き返しに期待した。(1面参照)
キングスが連覇を果たすはずだと、シーズン前に観戦チケット、航空券、ホテルを取り、浦添市から親子で駆け付けた備瀬千亜紀さん(48)と愛美さん(21)。まさかの結果にがっくり肩を落とした。
「きょうは広島の方が出だしが良く、嫌な雰囲気があった」と愛美さん。母の千亜紀さんも声をからして声援を送ったが、連覇には立ち会えなかった。次戦の28日には仕事があり横浜での観戦はかなわない。悔しそうにキャリーケースを引きながら会場を後にした。
浦添市出身の丸山瑠衣子さん=川崎市=は家族6人で観戦。試合後、宜野湾市から来た友人の栫井茉衣子さん(37)一家と合流し「優勝の瞬間、見たかったね」と互いに悔しがった。
沖縄市のコザ・ミュージックタウン音楽広場ではパブリックビューイングが開かれ、約300人が観戦。両手を重ねた祈りのポーズで勝利を祈った。
キングスの選手がプリントされたTシャツを着て応援した長田誠さん(48)=沖縄市=は「シュートを打ち続けた広島は強かった。けど、次はキングスが30点差ぐらいで勝ってほしい」と期待した。(東京報道部・山城響、中部報道部・又吉朝香)
(写図説明)琉球ゴールデンキングスの得点に喜ぶブースター=26日、横浜アリーナ(竹花徹朗撮影)
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