開幕から10試合に投げて防御率2点台と好投しながら2勝にとどまっている菊池投手は、相手の本拠地、デトロイトで行われたタイガース戦に中4日で先発登板しました。

スイッチヒッターを含め先発にすべて右バッターを並べたタイガース打線を相手に、1回は2本のヒットを打たれたものの無失点に抑えました。

しかし2回、先頭の6番・トーケルソン選手にツーベースヒットを打たれて再びピンチを招き、連続ヒットで一塁三塁とされたあと、続くバッターの2点タイムリーツーベースで先制点を与えました。

その後も立て直すことができないまま、さらに2点タイムリーを打たれてこの回、4点を失いました。

続く3回にはトーケルソン選手にレフトスタンドへソロホームランを運ばれて0対5となり、この回を投げ終えましたが、今シーズン最短の3イニングでマウンドを降りました。

菊池投手は今シーズン最多の5失点、打たれたヒットは8本、フォアボールはなかったものの三振を奪えない苦しいピッチングで防御率は3.25と、3点台に後退しました。

試合は激しい点の取り合いとなり、ブルージェイズが一度は逆転しましたが、9回にスリーランホームランを打たれて11対14でサヨナラ負けしました。

菊池投手に勝ち負けはつかず、通算成績は2勝4敗となりました。

菊池雄星「自分の仕事できず残念」

菊池投手は、タイガースに2連敗して迎えた27日の試合について「チームにとっても本当に大事になると思っていたので、自分の仕事ができなくてすごく残念だ」と悔しさをにじませました。

その上で「ブルペンでの投球練習は調子がよかったが、初回からタイミングが全部あっているなという気がしていて、2回もそれを感じた」と、5本のヒットで4失点と崩れた2回を振り返りました。

午前11時半すぎとふだんのデーゲームよりもさらに早かった開始時間については、「午前11時台に試合をするのは甲子園以来だと思うが、準備はしっかりできていた」と影響はなかったとし、ストレートの球速が今シーズンの平均より2キロ以上遅かったことについては「バッターの反応とか、自分の癖とかも含めていろいろ考えながらだったからなので、フィジカルは問題ない。この反省をいかして、次の登板にいいピッチングをするということだけだ」と話していました。

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