第71回春季東北地区高校野球山形県大会は26日、決勝が鶴岡市の鶴岡ドリームスタジアムであり、鶴岡東が10―8で山形城北を破り、連覇を果たした。3位決定戦は日大山形が酒田南に勝利。上位3校は6月に宮城県で開幕する東北大会に出場する。
鶴岡東・億田知輝捕手
「頑張ってくれた投手たちを捕手として助けたい」
一進一退の展開。1点を追う八回、2死二塁で打席が回ってきた。
「甘く来たらいこう」。初球の直球を振り抜くと、この日3安打目となる同点適時打となった。
準々決勝、準決勝で安打が出なかった。試合後、スイングの数を増やし、打撃の感覚が戻ってきた。打順は6番を打つが、「前後の打者がよく打つので、楽な気持ちで打席に立てました」と笑顔を見せた。
この日は5人の投手をリードした。
山形城北打線は「狙い球をもって振ってきた」と手ごわさを感じた。先発の塚本寅次朗投手は2年生。左サイドスローで思い切りがいい持ち味を生かそうと、「腕振ってこい」と声をかけた。
佐藤俊監督が「投げさせるつもりはなかった」というエース桜井椿稀投手(3年)も登板。東北大会に向け、「弱気になったらだめ。強気にリードしたい」と意気込む。(坂田達郎)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。