バスケ日本一を決めるBリーグチャンピオンシップファイナル。広島ドラゴンフライズ対連覇を狙う琉球ゴールデンキングスは、大激戦となりました。

広島ドラゴンフライズは土曜日、Bリーグチャンピオンを決める最終決戦の地、横浜に乗り込みました。

中村拓人選手
「(昨日寝られました?)しっかりと寝られました。わくわくした気持ちが大きくて自分たちが準備してきたモノが出せたらなと」

広島からのファンも大勢集まります。

ファンの声
「絶対勝って欲しい、優勝して欲しい」
「下剋上して欲しい」
「絶対勝つぞー」

小宅世人アナ
「コートの半分はもうすでにチームカラーの朱色に埋め尽くされています、日本一に向け大きな鍵となるゲーム1、まもなくティップオフです」


ゲームは序盤、「初のファイナルでチーム全体が浮き足だった」と、広島はことごとくシュートを外します。
逆に琉球の、日本を代表する岸本や今村に合計で9本の3ポイントを決められ、最大で24点差をつけられます。
広島は、得意の第4クォーター、河田が躍動します。巨体を揺らしてゴールへ突進し、得点すると…
さらにゴール下でパスを受けてダンクシュート! 一気に琉球に迫ります。

さらにスティールまで決めてボールを奪います。ディフェンスが良くなった広島はいつもの粘り強さを発揮しますが、追い上げもここまで。初戦を落としましたが最後の粘りが明日に繋がる敗戦となりました。

ファンの声
「負けて悔しかったけど楽しかった」
「向こうが良すぎましたよね。3ポイントがねえ…」
「明日は上澤選手にアピールしていって勝ってもらえたらなと」

1敗で迎えた日曜日のゲーム2。
崖っぷちとなったチームですが、選手らは前日より穏やかな表情で会場入りしました。

朝山正悟選手
「もうこの後がない状況を逆に力にして自分たちが持っているモノを出すだけです」

田村友里アナ
「会場にはすでにブースターがたくさん集まってきています」

唐澤恋花アナ
「朱色に染まってきています」

ファンの声
「エバンス選手に爆発して欲しいです」
「1、2、3、勝ちじゃけ-!」

ミリングヘッドコーチ
「何も後悔無し、失うものはない。」

試合直前、前日とは打って変わって緊張がほぐれた表情の選手たち。
課題の第1クォーター、この日はディフェンスの良いブラックシアーと河田をスターティング5で起用し、3ビッグマン体制で挑みます。

まずはエバンスが序盤からアグレッシブに動き、レイアップなどで連続得点に成功すると…
カイルヘッドコーチの狙い通り強度の高いディフェンスが機能します。
そして河田がオフェンスリバウンドを押し込み、期待に応えると…

ここで「神ってる」山崎が一本目の3ポイントを決めきり、課題の第1クォーターで7点をリードして第2クォーターへ。

しかし第2クォーターは王者・琉球の反撃。この日も3ポイントを次々と決められて逆転。4点をリードされます。

後半・第3クオーターは、広島が効果的なディフェンスで、琉球のオフェンスファールを誘発し広島のリズムに戻すと、中村がスティールに成功、速攻から山崎へパス!外さない男の3ポイント!!逆に1点リードで得意の最終クォーターへ。

シーソーゲームは、残り7分あまり、ここで上澤が躍動。得意の3ポイントに続き、2ポイントも沈め一気に7点リード、会場のボルテージも最高潮に。

さらに、中村が速攻から落ち着いてフリーの山崎へパス。この日4本目の3ポイントを決めて駄目を押します。最後までスイッチディフェンスを貫いた広島は、前年王者の琉球を63点に抑えて逆王手!
あすのゲーム3で最後の勝負に挑みます。

ミリングヘッドコーチ
「みなさん! 1,2,3,勝ちじゃけ-!」

エバンス選手
「もう1勝、火曜日に」

河田チリジ選手
「やばいです、うれしいね」

船生誠也選手
「いやあ、もう感無量ですね」

朝山正悟選手
「まさかもう最後の最後までバスケットが出来るなんて思わなかったんで嬉しいです。ホントにこのファイナルの舞台に立てなかった寺嶋良の分まで、最後チーム一丸となって一番良い景色を見て引退していきます」

(スタジオ)石田充アナ
第3戦は28日夜7時5分から横浜アリーナで試合開始。
広島ではエディオンピースウィング広島で、パブリックビューイングが行われます。夕方6時開場で入場は無料、広島でもみんなで応援できます!

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