■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第2週 日本 2-3 ブラジル(日本時間28日、マカオ) 

パリ五輪の切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク8位)はブラジル(同2位)と対戦。日本は2セットを先に奪うも最終セットに持ち込まれ、セットカウント2ー3(26-24、24‐26、25‐19、20-25、11-15)の逆転負け。第2週のマカオラウンドは黒星スタートとなった。

スタメンは主将・古賀紗理那(28)、セッター・岩崎こよみ(35)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、荒木彩花(22)、リベロは福留慧美(26)が起用された。

第1週のトルコラウンドを3勝1敗で終えた日本は、今大会初スタメンの荒木がスタートからクイックやブロックを決めるなど5―1とリード。しかしブラジルに徐々に詰め寄られ終盤に逆転を許した。それでも勝負どころで頼れるキャプテン古賀のバックアタックや、石川のスパイクで再度逆転。東京五輪銀メダルのブラジルを相手に26‐24と先制した。

第2セットは序盤、ブラジルのエース・ガビ(30)にサービスエースを連続で決められたが、古賀、林のスパイクで同点に。終盤まで競り合い、ガビが日本のブロック3枚をかわして得点するなどセットポイントを握られるも、古賀や途中出場の宮部藍梨(25)が連続ブロックでしのいだ。しかし、最後もガビに強打を叩きこまれ、24‐26でセットカウントを1‐1とした。

因縁の相手に日本は第3セット、スタートから起用された宮部のサーブでブラジルを崩し4連続得点で9‐5とリードする。さらに古賀、渡邊彩(33)もサーブでブラジルを翻弄し、最大9点のリードを奪う。徐々に詰め寄るブラジルだったが、日本は古賀のサービスエースでこのセットを取り切った。

セットカウントを2‐1とした日本は第4セット、調子を上げてきたブラジルのエース・ガビを石川がシャットアウトし、11‐10とリード。しかし、石川、宮部が連続でブロックされるなどブラジルに逆転を許し、そのまま20‐25と逃げ切られた。

これまでブラジルに45勝93敗と大きく負け越している日本はブラジルのベテラン37歳・タイーザや33歳のキャロルの速攻などで2点をリードされる。その後、連続得点を許すと眞鍋政義監督(60)は黒後愛(25)、関菜々巳(24)を投入。しかし、平均身長で約10cm高いブラジルの壁に阻まれ、フルセットの激戦に敗れた。

日本がパリへの出場権を得るには今大会の予選ラウンド終了時の世界ランキングが、アジア・オセアニア地域で最上位、または出場権未獲得の国のうち上位3位以内に入る必要がある。

予選ラウンドは全16チームが12試合を行い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。日本は次戦、世界ランク15位のフランスと日本時間30日に対戦。6月12日からの最終週は福岡・北九州市で戦う。※世界ランキングは試合前時点

【日本の得点(上位)】
古賀 29点
石川 22点
林  16点

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