■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第2週 日本 3-0 フランス(日本時間30日、マカオ)
パリ五輪の切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク8位)はフランス(同17位)と対戦し、セットカウント3ー0(25-14、25‐18、25‐15)で勝利、第2週のマカオラウンドを1勝1敗とした。
スタメンは主将・古賀紗理那(27)、セッター・岩崎こよみ(35)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、荒木彩花(22)。リベロは日本がサーブの時は福留慧美(26)、サーブレシーブの場合は小島満菜美(29)の2人が起用された。
トルコラウンドから2連敗中の日本は、開催国でパリ五輪出場をきめているフランスとの一戦。第1セット開始から山田がサーブで崩し石川のスパイク、古賀のバックアタックなどで日本が4連続得点。さらに石川や林のサービスエースに古賀の強烈なスパイクも決まり6連続ポイントで16-6と10点差をつける。その後も着実に得点を決めた日本が25-14で第1セットを先取した。
第2セットも立ち上がりから、セッター・岩崎のツーアタックにダイレクトスパイクなどで4連続ポイントとリードする日本。しかし平均身長で8cm高いフランスの攻撃を受け13-11と2点差まで詰め寄られる。それでも184cmの荒木が速攻にブロックにと、得点を重ね、エース・古賀も強烈なバックアタックを決めリズムを握る。最後は石川が技ありのフェイントを決め25-18と連取に成功する。
第3セットは7-7と拮抗した展開が続いたが、古賀のサーブポイントなどで3連続得点をマークすると、岩崎のツーアタックに石川が難しい角度のスパイクを決め15-10とリード。さらに古賀がスパイクにサービスポイントとエースに相応しい活躍を見せた日本が第3セットも奪い、セットカウント3-0のストレートでフランスに勝利した。
試合後、両チーム最多19得点をマークした古賀は「最初のスタートの所からしっかりサーブを工夫して打っていこうとスタッフからもあったし選手同士でも話して、そこがしっかりできたのが今日の勝因かな」と試合を振り返った。
日本がパリへの出場権を得るには今大会の予選ラウンド終了時の世界ランキングが、アジア・オセアニア地域で最上位、または出場権未獲得の国のうち上位3位以内に入る必要がある。
予選ラウンドは全16チームが12試合を行い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。日本は次戦、五輪出場権を共に争う中国(世界ランク6位)と日本時間31日に対戦。6月12日からの最終週は福岡・北九州市で戦う。※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
古賀 19点
石川 15点
荒木 10点
山田 9点
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