週末にはセ・パ首位対決もあったが、広島カープは4連敗を喫し、首位陥落となった。
石田充 アナウンサー
ピッチャー陣はよく投げていました。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
そうですね。大瀬良大地 投手、玉村昇悟 投手ともに自責点ゼロですから、カープらしい野球がちょっとさせてもらえなかったなっていう試合でした。
石田充 アナウンサー
先週を振り返りましょう。マツダスタジアムでオリックスと、福岡でソフトバンクと対戦して2勝4敗ですが、去年と全く同じ流れなんです。
先週のカープ
マツダスタジアム→みずほPayPayドーム
5月28日(火)2-1 オリックス ヒーロー 床田寛樹・末包昇大
5月29日(水)14-0 オリックス ヒーロー 森下暢仁・矢野雅哉・小園海斗
5月30日(木)2-8 オリックス
5月31日(金)ソフトバンク 2-1
6月1日(土)ソフトバンク 2-0
6月2日(日)ソフトバンク 5X-3
去年は交流戦9勝9敗。五分でしたから、ここから巻き返してほしいと思うんですが、天谷さんが注目した試合があるんです。
天谷宗一郎 さん
はい。5月29日(火)のオリックス戦です。坂倉将吾 選手の洞察力です。
石田充 アナウンサー
終盤7回、床田寛樹 投手のラストイニング。1点リードなんですが、2アウト・ランナー2塁、大ピンチだったんです。
天谷宗一郎 さん
このとき、バッターに対して1球・2球と簡単に追い込むんです。そして、3球目、さあ行くぞってなったときにすごく間を使っているんです。というのもサインが決まらないんです。これで床田投手はプレートからはずしました。バッターもはずしたんですけど、これを見て、坂倉選手はマウンドに行くんです。
ストライクが入らない若いピッチャーに、カウント途中で行くってことはあるんですけれども、こういったケースで行くってことはなかなかないんです。床田投手に話を聞いたら、坂倉選手に投げたボールにちょっと納得できなかった部分がある。それを坂倉選手は感じて、マウンドに来てくれた。あのときにうまく話し合うことができて、しっかりと三振を取ることができた。床田投手に聞いたら、ここがまさにポイントでしたって言っていました。
田村友里 キャスター
しっかり連携がとれていたんですね。
石田充 アナウンサー
リズムよく2ストライク行ったので、あそこ間を取るって、バッテリーからすると…
天谷宗一郎 さん
ちょっと異例ですよね。
石田充 アナウンサー
という感じがするんですけれども、あえてしっかり間を取ってコミュニケーションをとる。それを18.44メートル離れたところから察知したという。
青山高治 キャスター
ちゃんと床田投手の心が見えていたんですね。
天谷宗一郎 さん
はい。坂倉選手も本当に成長しているなと思いますね。
石田充 アナウンサー
床田投手は、あす(4日)の予告先発。好調パ・リーグのファイターズの対戦で先陣を切りますけれども、いいピッチングを見せてほしいと思います。
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)
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