青山高治 キャスター
76歳の視聴者からです。「あした(26日)からの地元戦がんばりたいですね。天谷さん、石田アナ、打てないカープ、どうしたらいいんですか? 1点差の負け越しでしたね」と。
石田充 アナウンサー
ちょっとした歯車の差なんですが、まとめてみました。これでセ・リーグ全球団と一度ずつ対戦したことになりました。1点がなかなか取れないということで、こういった数字があるんです。
1点差ゲーム
広島 8(2勝6敗)
阪神 6(4勝2敗)
中日 4(3勝1敗)
巨人 4(2勝2敗)
DeNA 3(3勝0敗)
ヤクルト 3(0勝3敗)
1点差ゲームが半分以上ある中で2勝6敗。これは逆にしたいです。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
そうですね。そういった野球がやっぱりカープの野球ですから。
石田充 アナウンサー
首位にいるドラゴンズは、1点差ゲームに強いっていうのがあるんですが、いちおう順位を見てみましょう。
順位(4月14日現在)
勝 敗 分 首位との差 防御率 打率
1 中日 8 4 2 ー 1.84 .234
2 巨人 9 5 0 0 1.88 .251
3 DeNA 7 7 0 2.0 2.83 .248
4 阪神 6 8 1 3.0 2.60 .206
5 ヤクルト 5 7 1 3.0 2.82 .237
6 広島 5 9 0 4.0 2.70 .217
現状、まだ首位と4ゲーム差。まだまだ、1週間でわからないというところではあるんですが、上位2チームは防御率がいいんです。なかなかジャイアンツ(1.88)から2点取れない。今、絶好調ですから苦しいなっていうのはあるんですけども、
カープは防御率2.70(セ・リーグ4位)、打率.217(同5位)とも真ん中より下かなっていう…
田村友里 キャスター
言葉が出しづらそうですね。
青山高治 キャスター
はっきり4位、5位って書いてあるんですから。
石田充 アナウンサー
4位・5位以外の数字もあるんです。
ホームラン
1 阪神 10
2 巨人 8
3 中日 5
4 ヤクルト 4
5 DeNA 3
6 広島 2(ワースト)
ホームランの数、だいたい今、シーズンの10%が終わったんですが、このまま行くとシーズン20本ペースというぐらいなんですけれども、DeNAも3本なんですよ。開幕カードでカープは、度会隆輝 選手に2本打たれたんですが、その後はオースティン選手の1本なので全体的に少ないと言えるんです。
もう1つ、ワーストがあります。
四球
1 阪神 48
2 ヤクルト 46
3 巨人 40
4 中日 29
5 DeNA 29
6 広島 16(ワースト)
奪ったフォアボールも今シーズンは少なくて、一番多い阪神の3分の1ということで、出塁率も低いんです。
でも、いいものもあります。
得点圏打率
1 広島 .284
2 中日 .274
3 ヤクルト .264
4 DeNA .243
5 巨人 .230
6 阪神 .189
得点圏打率1位です。
田村友里 キャスター
ああ、そうなんですね。
石田充 アナウンサー
意外だと思ったでしょう。得点圏打率はリーグトップなんです。14日のスタメンでいうと、こうなります。
得点圏打率
1 野間峻祥 .667(6-4)
2 菊池涼介 .182(11-2)
3 小園海斗 .500(10-5)
4 堂林翔太 .429(7-3)
5 坂倉将吾 .091(11-1)
6 秋山翔吾 .429(7-3)
7 田村俊介 .100(10-1)
8 矢野雅哉 .333(3-1)
1番・3番・4番・6番・8番は3割以上ですが、菊池選手・坂倉選手・田村選手は先週、打点を稼いでいるんです。ここの流れがよくなれば、もうつながっていくと思います。
天谷宗一郎 さん
ああ。いいデータ。
石田充 アナウンサー
ただ、見てもらいたいのが、今後のスケジュールです。今週末(4月19日・20日・21日)が、また巨人なんです。
その後も週末は中日(4月27日・28日)、DeNA(5月3日~5日)、中日(5月10日~12日)・巨人(5月17日~19日)、DeNA(5月24日~26日)とほぼローテーション的に似たような戦いが続いてくるんです、今シーズンは。週の前半はタイガースとかヤクルトになりがちなので、早いうちに嫌なイメージを払しょくするために、まずは、この週末が大事になるかなと思います。
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