日本ウエイトリフティング協会は6日、都内でパリ五輪の代表内定会見を行い、男子73キロ級の宮本昌典(27、東京国際大学職員)、男子102キロ超級・村上英士朗(28、いちご株式会社)、女子49キロ級・鈴木梨羅(25、ALSOK)の3選手が出席した。

鈴木は東京五輪では国内選考で涙をのみ、パリが五輪初出場となる。「すごく厳しい戦いを勝ち抜くことができてとても嬉しく思い、自分への誇りを感じました」と語り、喜びを噛みしめた。

女子はロンドン(2012年)、リオ(2016年)で三宅宏実が、東京(2021年)では安藤美希子がメダルを獲得していて、4大会連続の表彰台が期待される。鈴木も「4大会連続女子メダル獲得」を目標に掲げ、「繋げていきたい」と継承を誓った。

男子は今大会でメダルを獲得すれば1984年ロス五輪以来、40年ぶりの快挙となる。2大会連続出場の宮本は、「40年ぶりのメダルも獲得して、いい色のメダルを持って帰ってこられたら」。「男子女子で、同時にメダルを取ったことがないのでそういうことも新しい目標として、実現できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

“タンク村上”の愛称を持つ村上も今大会が五輪初出場。「リフティングというスポーツを愛して毎日のトレーニングに打ち込んできた成果が実を結んだ」と内定直後の思いを話した。

村上は109キロ超級のクリーン&ジャークとトータルで日本記録を持つ重量級のエース。ウエイトリフティングは村上にとって「人生の一部で、全てをかける価値のあるスポーツ」。パリの舞台では「自分の限界を超えて新たな自己記録を樹立できるように精一杯頑張りたい。この競技の美しさと力強さを世界中の人々に伝えたい」と意欲を見せた。

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