■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第2週 日本 0ー3 ポーランド(7日、福岡・北九州) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグで、男子日本代表(世界ランク4位)は前回王者のポーランド(同1位)と対戦。試合には敗れたが、これまで出場機会が少なかったメンバーを中心に臨み、大塚達宣(23)が途中出場ながら宮浦健人(25)と共に最多の10得点。チーム最年少の現役大学生・甲斐優人(20)も強烈なサーブで見せ場を作るなど、若手が奮闘した。

途中出場もチーム最多タイとなる10得点の大塚達宣

Q.途中出場からでしたが、どんな思いで入りましたか?
大塚:
チームが劣勢の状況だったので、もう本当に自分がまずやれることをしっかりやろうっていう気持ちで入りました。

Q.第3セット、獅子奮迅の活躍でスパイク決定率が12本中9本
大塚:
個人としては良かったと思うんすけど、チームとしてもう少しプッシュできた展開もあったと思うので、そこら辺は「自分が引っ張ってやろう」っていう気持ちはもちろんあったので、でもやっぱり悔しい気持ちの方が強いですね。

Q.特に第3セット、チームが劣勢のときも率先して声かけをしていた
大塚:
自分たちが何かやっぱり雰囲気とか、そういうところでまずプレッシャーかけていかないといけない、と思ったのでそういうところを自分が率先してやろうという気持ちはありました。

Q.福岡ラウンドの登録14人に最初入れず、その思いを試合の中で爆発させてやろうというのがあった?
大塚:
このラウンドが始まる前から、どの試合がどの14人でいくかっていうのは先に話はしていたので、自分はこの今日の試合と明日のスロベニア戦としっかりコートに入ったときは「自分がやれることをやろう」っていう気持ちをずっと持って準備をしたので、自分の中ではやることができたと思います。

Q.パリ五輪でメダルを狙うには世界ランク1位のポーランドに対してどう戦っていけばいいのか、今日得られたものは
大塚:
やっぱり相手の高さとか、パワーとか、本当に日本はそういう意味では劣ってますけど、日本の強みであるレシーブだとか、ブロックディフェンスのところからしっかり攻撃を、もっともっと精度を上げてやっていく必要があるなというのは今日のポーランド戦をやって感じたことである。そういったところも修正して、チームとしてもっともっと強くなっていきたいなと思います。

Q.(8日に戦う)スロベニアはこのネーションズリーグ好調で五輪出場を狙っている。そういった強い気持ちを持ってくる相手にどう戦う?
大塚:
オリンピックの出場権を取ってないチームなので、本当に全力で取りに来ると思いますし、それに対して自分たちもそれ以上のエネルギーを出して、跳ね返していけるようにやっていきたいなと思います。

チーム最年少20歳、身長200cmのアウトサイドヒッター甲斐優斗

Q.スターティングメンバーでの出場、どんな思いで臨んだ?
甲斐:
本当にポーランドという強いチームとできることを楽しみにしていたので、そこを楽しみながら試合をしようという思いを持ってました。

甲斐選手

Q.最初のサーブから強気でいっていました
甲斐:
本当にもう格上のチームなので、そこでこっちが守りに入らないように、もう最初から攻めていきました。

Q.サーブレシーブでも相手のポーランドが狙ってくるというようなシーンもあった。あれだけ強いサーブで狙われてという経験は、これまでこの日本代表ではあまりなかったかと思いますが
甲斐:
そうですね、もうこうしてアウトサイドでスタートから使ってもらえてるので、そこでしっかりもっと結果を出せるように頑張りたいなと思います。

Q.ポーランド相手にやってみて感じたこと、次に繋げたいことは?
甲斐:
本当に強いチームとやるときに、こっちがもっと攻めていけるように、しっかりやっていきたいなと思います。

3試合ぶりのスタメンで最多タイ10得点の宮浦健人

Q.スターティングメンバーでの出場、どんな思いでこのゲームに入った
宮浦:
とにかくアグレッシブにやるという気持ちで試合に臨みました。

Q.セッター関田選手ではなくスタート。そのあたりのコンビネーションは
宮浦:
普段から練習してるんでそこはしっかりやれてるのかなとは思ってるんですけど、まだまだ自分のそこに対して処理があまいなっていう感じですね。

宮浦選手

Q.相手の高いブロックに対して被ブロックをもらった後はワンタッチを狙うなど様々な工夫、どんな考えを持ちながらゲームの中で修正していった?
宮浦:
ポーランドのサーブとブロックが非常に良かったんで、なかなか決まらないこともあって、相手が自分に対して間を空けてきたり、駆け引きもしてきたんで、そこに対して自分がミスをしてしまったなっていうのがあって。そこはもっともっと試合の中でブロックを見て、やっていかないといけないなと思います。

Q.明日(8日)はネーションズリーグ好調のスロベニア戦。(相手は)オリンピック出場をかけて強い気持ちで臨んでいる。福岡ラウンド、日本の最終戦はどんな気持ちで臨む?
宮浦:
明日も本当にスロベニアは強いチームなので、難しい試合にはなると思うんですけどしっかりチーム一丸となってまたしっかり明日も良いゲームができるように準備していきたいと思います。

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