パリ五輪代表の柔道女子48キロ級・角田夏実(31、SBC湘南クリニック)と男子60キロ級・永山竜樹(28、SBC湘南クリニック)が、SBC東京医療大学の「武道文化論」の授業で218人の学生を前に特別講義を行った。

角田は「勝つために必要なこと」をテーマに、自身で作成したパワーポイントを使いながら丁寧に説明した。「1番大事なのは準備。最高の準備をするためには予測力が必要。ネガティブな考えをどんどん出すとその不安を消すための方法を考えやすい。不安を消して試合に臨むことで最高のパフォーマンスに繋がる」と熱弁した。さらに、得意技である「巴投げ」からの「腕ひしぎ十字固め」を披露すると、学生からは歓声が沸き起こった。

「腕ひしぎ十字固め」を披露する角田

講義を終えた角田は「試合より緊張したが、パリ五輪では良い結果を出せるように頑張りたい」と意気込んだ。

講義後の質疑応答では、学生から「受け身を使って交通事故を防ぐことは出来ますか?」と問われると、永山は「事故にあったことはないが車にひかれても無傷でいる自信がある。最悪の想定をすれば落ち着いて対応が出来る」と驚きの回答。


さらに角田も「父親がバイクの運転中に事故にあった時、車の上で受け身をとって無事に着地をして無傷だった」と答えると、学生から大きな笑いが巻き起こった。

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