【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が得意の6月に入っても調子が上がってこない。エンゼルスに在籍していた2021年と23年には月間最優秀選手(MVP)に輝くなど最も好成績を残している月だが、移籍1年目の今季は8試合を終えて打率2割6厘、1本塁打、3打点と湿っている。

 5月は前半まで長打を量産し、強力打線をけん引してきたが後半になると失速。昨季は月間で15本塁打と出色の活躍を見せた6月で反転攻勢が期待されるが、9日まで行われたヤンキースとの3連戦では13打数2安打1打点と精彩を欠いた。

 今季好調のヤンキースが相手で、米メディアで「ワールドシリーズ前哨戦」とも表現された東西の名門球団対決では、甘い球を仕留め損ねる姿が目立った。スイングの強さが本来ほど鋭くないのも気がかりだ。

 ヤンキースの主砲ジャッジからも「最高の選手」と認められる大谷。11日(日本時間12日)から始まる本拠地6連戦を、復調の足掛かりにしたいところだ。(共同)

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