プロ野球セ・パ交流戦も終盤に突入。セ・リーグ首位の広島カープは11日、ベルーナドームでライオンズと対戦しました。

カープの先発は、5月の月間MVP獲得が発表された 床田寛樹 。1回、1番・2番に17球粘られ、嫌な立ち上がりになりますが、そこは安定感抜群の左腕。いきなり迎えた2アウト・2塁のピンチも4番・中村剛也 を1球で封じ、無失点のスタートとなります。

すると、直後の2回には8番に入った 菊池涼介 。ライオンズの好投手・今井達也 から9試合ぶりのホームランで貴重な先制点を奪います。

さらに、4回。先週、支配下契約を勝ち取ったばかり、7番・ファーストで2試合連続スタメンの 佐藤啓介 。持ち味発揮のプロ初ヒットでベンチのムードも最高潮です。

援護を受けて、防御率0点台の床田が真骨頂を発揮。3回は変化球を交え、相手のタイミングをはずし、打たせて取る三者凡退のピッチング。

5回には先頭打者をショートゴロに打ち取ると、今度はバックが好投に応えます。ショートへの打球を 矢野雅哉 がファインプレー。なんとこの回、ショートゴロ3つ、8球でゼロに抑えることに成功します。

その矢野が打撃でもやってくれます。7回、そろそろ追加点がほしいところでツーベースを放ち、ガッツポーズ。内野ゴロで3塁へ進むと、代打・松山竜平 の犠牲フライでホームイン。リードを2点に広げます。

その後も床田は、7回まで97球、被安打3の無失点と危なげないピッチングを続けて、8回のマウンドにも上がります。すると、先頭打者の打球をライトの 大盛穂 がスーパープレー。

直後にホームランで1点を失ったものの、床田は8回1失点。1点リードでマウンドを守護神・栗林に託します。

床田寛樹 8回 球数108 被安打4 失点1

栗林は、持ち前の精度で簡単に2アウトとしますが、7連敗中のライオンズが必死の反撃で、2アウト・2塁。一打同点のピンチでバッターは、源田壮亮 。栗林がさすがの勝負度胸でリーグ2位の18セーブ目。

カープは、貯金6で2位に2ゲーム差。床田は、ハーラートップタイの7勝目です。(西武 1-2 広島)

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