プロ野球セ・パ交流戦もいよいよ終盤。最後の6連戦をビジターで迎えている広島カープ、12日も8連敗中と元気のない西武と対戦しました。
初戦を取り、交流戦3カード連続での勝ち越しを狙って迎えた2戦目。カープは、初回から西武の先発・隅田知一郎 を攻め、2アウト・3塁として、打席は5月の月間MVP、4番・小園海斗 。しかし、初球を打ってレフトフライ。先制点とはなりません。
カープの先発投手は、森下暢仁 。今シーズン、ここまで8試合に登板し、全ての試合で2失点以下と抜群の安定感を誇ります。1回ウラ、先頭バッターの打球はファーストへの当たり。これをルーキーの 佐藤啓介 がはじいてしまいますが、そこに現れたのは森下。ナイスカバーで後輩をフォローします。
続く2回表、カープは2アウト・2塁とまたも先制のチャンスを迎えますが、隅田のけん制球に2塁走者の 末包昇大 がタッチアウト。チャンスを生かせません。
早めに森下を援護したい打線は3回、2アウトから 秋山翔吾 が大きな当たり。惜しくもスタンドには届きませんでしたが、ツーベースでまたもチャンスを作ります。
しかし、続く 菊池涼介 が凡打に倒れ、3イニング続けて得点圏にランナーを進めながら先制することができません。
すると5回、ここまで西武打線をヒット1本に抑えていた森下が突如、崩れます。2アウト・3塁から先制タイムリーを許し、5月22日の阪神戦以来、24イニングぶりに失点するとその後、なんとフォアボールをはさんで5連打を浴び、一気に5失点。この回限りでマウンドを降ります。
森下の1試合5失点は、自身、今シーズンワースト。5回での降板も自身、今シーズン最短となりました。
森下暢仁 5回 球数98 被安打7 失点5
反撃したいカープ打線でしたが、立ち直った隅田をその後、とらえることができず完封を許し、試合終了。今シーズン11度目の零封負けで、カード勝ち越しは13日に持ち越しとなりました。(西武 5-0 広島)
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