■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第3週 日本 2-3 カナダ(13日、福岡・北九州市) 

パリ五輪の切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク6位)はカナダ(同10位)と対戦。勝てば6大会連続の五輪出場が決まる大一番に日本は、セットカウント2‐3でフルセットの激闘の末に逆転負け。出場権獲得は翌日以降に持ち越しとなった。通算成績は7勝3敗。

スタメンは主将・古賀紗理那(28)、セッター・岩崎こよみ(35)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、荒木彩花(22)、リベロは福留慧美(26)が起用された。

パリ五輪出場権を争う両チームの一戦は第1セット、序盤でカナダに4連続得点を許し追いかける展開となる。それでも日本は前日、チーム最多得点をマークした石川の強打、軟打のスパイクで同点に。終盤は競り合いながらも、石川の相手ブロックをものともしない力強いスパイクや古賀の高速バックアタック、途中出場の宮部藍梨(25)のBクイックなどで逃げ切り、25‐23で先取した。

第2セットは出だしで古賀のバックアタックが決まると、山田のサービスエースやこのセット、スタートから起用された宮部のクイックで4連続得点とリードする。その後、カナダに連続得点を許し逆転されたが、福留の好レシーブを古賀が決めきるなど4連続得点で再び逆転。終盤までもつれるも宮部の速攻でセットポイントを奪った日本は、カナダの得点源、バンライク(25)のスパイクをブロックし25‐22で2セットを連取。

大舞台への切符に王手をかけた日本。序盤に連続得点を許し3-7とされるとセッターを岩崎から関菜々巳(25)に。徐々に詰め寄った日本は山田の移動攻撃、古賀のバックアタックで同点に追いつく。しかし、22-23シーズンのイタリアリーグMVP、グレイ(29)などの得点で振り切られ20-25。日本は1セットを失った。

プレッシャーのかかる中、第4セットは序盤でカナダにサービスエースを許すなど追う展開となる。タイムアウトで眞鍋政義監督(60)は激をとばし選手に喝をいれるも中盤で5連続失点と流れをかえることができず、ファイナルセットへ持ち込まれる。

15点先取の最終セットは序盤から競り合う展開。古賀のバックアタックなどで得点を重ねるも、カナダのエース・グレイの強打で追いつかれ、死闘の末、逆転負けを喫した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。