初の自力でのパラリンピック出場を決めた日本は、6月11日に代表内定選手10人を発表し、14日に都内で、東京大会から2大会連続でキャプテンを務める川村選手などが記者会見に臨みました。

この中で川村選手は「名前を呼ばれてうれしかったし、ここから勝負が始まると思った。強豪チームがいる中で厳しい戦いが予想されるが、絶体絶命の状況でも、最後に点を取って勝ってきた成功体験をもとに、諦めずに戦い続けていく」と意気込みを語りました。

また、去年、38歳で代表デビューを果たし、5月から6月にかけてフランスで行われた国際大会で得点王に輝くなど、急成長を遂げている後藤将起選手は「パリ大会を目指して2年前、家族を残して広島から出てきたので、最高の結果を残したい。得点王を取りたい」と決意を語りました。

日本は、最新の世界ランキングで1位のアルゼンチン、2位のブラジルに次いで、過去最高の3位につけていて、今回のパリ大会で初のメダル獲得を目標に掲げています。

中川英治監督は、メンバー選考について「非常に苦しい決断だったが、3試合ある予選リーグ突破を第1条件として、準決勝、決勝などとトータル5試合があることを想定したうえで、最適なメンバーを組んだ」と話しました。

日本代表は、パリ大会に向けて7月4日から大阪で行われる国際大会に出場するなどして調整を進めることにしています。

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