首位と5打差の5位で最終ラウンドに臨んだ松山選手は序盤から安定したプレーを続けましたが、9番のパー3でティーショットをバンカーに入れると、このホールをボギーとし、スコアを1アンダーに落としました。

後半に入り、11番と12番のパー4でショットが乱れてピンチを招きましたが、パットでしのいでパーセーブすると、距離の短い13番のパー4ではワンオンに成功してバーディーを奪いスコアを2アンダーに戻しました。

このあと、多くの選手が難しいコースセッティングに苦しみスコアを崩す中、松山選手は最後まで粘ってバーディー1つ、ボギー1つのイーブンで回り、通算2アンダーで6位に入りました。

優勝は、首位から出たアメリカのブライソン・デシャンボー選手がスコアを1つ落としたものの通算6アンダーで2020年の大会以来、2回目の優勝を果たしました。

1打差の2位はイギリスのローリー・マキロイ選手で最終の18番でボギーをたたいて、自身10年ぶりとなるメジャー制覇に届きませんでした。

松山「調子は悪かったが徐々に進歩している」

松山選手は「スタートからショットが思うように打てなくて、第3ラウンドと同様に苦しんだ。こういうコンディションなのでちょっとしたミスがピンチになる。3日目4日目とまだそこで戦えるショットがなかったということ」と冷静に振り返りました。

パッティングについては「調子は悪かったが徐々に進歩している感じはするのでこれを続けていきたい」と話していました。

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