男子400m日本記録保持者の佐藤拳太郎(29、富士通)が18日、27日から始まる日本選手権を前にオンラインで会見を行った。

2016年から8大会連続で出場している日本選手権。「優勝ということができていない、タイトルを取れていない状況ですので、まずはしっかり記録、そして順位ともに狙う」と佐藤。「しっかりと44秒台そして日本記録以上の記録を狙うっていうところに一番重点を置いてます」と話した。

“記録”を出すためには「まだ世界と比べたら最初の200mが遅すぎる」と課題を挙げる。日本記録を出した昨年の世界陸上ブダペストでは21秒75で前半の200mを通過した。「それをしっかり21秒5以内で通過をして、なおかつ200m以降に再加速。しっかりと200m以降も速度を維持して最終的にフィニッシュラインを超える時点で44秒5以内っていうところを一つ目標としてやっています」。

一昨年ケガをした左のアキレス腱の状態は「少し調子がよかったり良くなかったりっていう日が続いている」というが、「ケア等にも重点を置きながら、探り探りではあるんですけど、現在はコンディションを整えている」。

パリ五輪出場が懸かる最後の大会となる日本選手権。参加標準記録の45秒00を上回れば即時代表内定となる。「パリ五輪の即時内定というところはしっかり目指して」と意気込んだ。

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