■バレーボールネーションズリーグ2024 女子決勝ラウンド 日本 3-2 ブラジル(日本時間22~23日、タイ・バンコク) 

バレーボールの世界最強国決定戦・ネーションズリーグ準決勝で、女子日本代表(世界ランク7位)は世界ランク1位のブラジルを撃破する大金星。フルセットの死闘の末、セットカウント3‐2(26‐24、20‐25、25‐21、22-25、15-12)で勝利し、大会初となるメダルを確定させた。23日の決勝で金メダルを懸け世界ランク2位のイタリアと対戦する。

スタメンは主将・古賀紗理那(28)、セッター・岩崎こよみ(35)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、荒木彩花(22)、リベロは福留慧美(26)が起用された。

パリ五輪の予選ラウンドで同組となったブラジルに日本は第1セット、出だしから相手エースのガビ(30)を荒木がブロックでシャットアウト。さらに長いラリーを古賀のバックアタックで制すなど日本は一時、7点をリードする。しかし、ブラジルの37歳・タイーザのブロックやガビのスパイクで逆転されセットポイントを握られる。ここで眞鍋政義監督(60)はリリーフサーバー・黒後愛(26)をコートへ。サーブで流れを変えた日本は、連続得点で逆転し、26‐24で第1セットを先取した。

第2セットは序盤に、古賀のサービスエースなどで4連続得点とリードしたが、中盤でブラジルに4連続得点を許し逆転される。そのまま20点を先取された日本はガビのスパイクに対応出来ず20‐25でこのセットを奪われた。

第3セットは日本のつなぐバレーを展開。リベロの小島満菜美(29)、山田が好レシーブを見せ、石川の強打で9-9の同点とすると、岩崎のサービスエースなどでリードする。中盤にも日本は4連続得点を挙げ終盤へ。ブラジルに1点差に詰め寄られたが、途中出場の和田由紀子(22)が最後決め、25ー21で王手をかけた。

予選ラウンドではフルセットの末、逆転負けを喫した相手にこのセットで決めたい日本。第4セットは出だしからブラジルに6連続得点を許す。セッターを、来季イタリアリーグでプレーする関菜々巳(25)に代え10‐10の同点に。中盤、ブラジルのミドルの連続得点で再びリードされた日本だが終盤に宮部藍梨(25)の速攻で21‐21。しかし連続得点を許し22‐25で振り切られた。

15点先取の最終セット、サーブが好調な山田のサーブでスタートすると宮部の速攻、石川のスパイクなどで4連続得点とリードする。さらに宮部がブロックを立て続けに決めるなど、世界1位のブラジルに一度もリードを許さず、2022年以来となる約2年ぶりの勝利を挙げた。

【日本の得点(上位)】
和田 21点
古賀 18点
石川 16点
宮部 11点

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。