ハンガリーのブダペストで開かれている大会は22日、スポーツクライミング、女子ボルダー&リードの準決勝が行われ、「課題」と呼ばれる壁を登った数を競う前半のボルダーは難しい高いコースに多くの選手が苦戦する中、4つの課題のうち2つを完登した野中選手が3位につけました。
1回のトライで登った高さを競う後半のリードでも安定して高度を上げた野中選手は、合計で129.6ポイントとして3位につけて、上位8人で争う決勝に進出しました。
一方、得意とする前半のボルダーで1つの課題も完登できず、14位と出遅れた22歳の伊藤ふたば選手は、後半のリードでも立て直すことができず、10位で決勝進出を逃しました。
この結果、予選シリーズの第1戦で日本勢トップの4位だった野中選手が、第2戦でもただ1人決勝に進むことになり、日本選手に残されたオリンピックの残り1つの出場枠を獲得することが確実となりました。
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