JVA(日本バレーボール協会)は6月24日、1972年のミュンヘン大会以来、52年ぶりのメダル獲得に向けてパリオリンピックを戦う男子日本代表チームの登録メンバー12人(+リザーブ1人)を発表しました。
マニラ(フィリピン)で行われているバレーボールネーションズリーグの第3週で、フランス、アメリカといった強豪チームを撃破して世界ランキング2位まで上り詰めた男子日本代表。
キャプテンを務める石川祐希選手が、「今回(のオリンピック)は、メダルを狙うのではなく、メダルを獲るという気持ちを持って臨む」と語ったように、本番にむけて、強い気持ちと確かな手ごたえを掴みつつあります。
最強のメンバーで堂々の世界ランキング2位、予選ラウンドでは開催国のフランス、世界ランキング1位のポーランドと対戦しない優勝候補の一角として、52年ぶりのメダル獲得に挑みます。
注目の12人には、エースの石川祐希選手、高橋藍選手、頼れる大砲・西田有志選手、司令塔の関田誠大選手といった主力メンバーに加えて、(ブラン監督が)石川選手、高橋藍選手との関係を考慮した上で守備力の高い選手を選出したいと話していたアウトサイドヒッターに、大塚達宣選手と攻撃力が魅力の20歳の現役大学生、甲斐優斗選手。
毎試合、高いパフォーマンスを見せてくれている2人のリベロのうち一人を選ぶのがもどかしいと打ち明けていたリベロには、山本智大選手が選出されました。
出場予定選手にアクシデント等があった場合に登録変更可能なリザーブ選手としては、富田将馬選手が名を連ねました。
◆リベロの選択は「一人選んだが、感情的には厳しいものがあった」
ブラン監督は、現役大学生として選ばれた甲斐選手について、「将来日本を背負って立つ選手になる」と述べました。
リベロの選出に関しては、「世界一のリベロが2人いる。2人に同じような出場機会を与えて、2人とも強いリーダーシップを発揮してくれた。しかし1人に絞らないといけない。世界が強いサーブやスパイクを打つ中で、山本選手を選んだ。」「2人の差はとても小さく、一人を選んだが、感情的には厳しいものがあった」と話しました。
◆パリオリンピック男子日本代表
西田有志 OP(大阪ブルテオン)
小野寺太志 MB(サントリーサンバーズ大阪)
深津旭弘 S(東京グレートベアーズ)
宮浦健人 OP(ジェイテクトSTINGS)
大塚達宣 OH(大阪ブルテオン)
山内晶大 MB(大阪ブルテオン)
関田誠大 S(ジェイテクトSTINGS)
高橋健太郎 MB(日本バレーボール協会)
高橋藍 OH(サントリーサンバーズ大阪)
石川祐希 OH(シル・スーサ・ヴィム・ペルージャ、イタリア)※キャプテン
甲斐優斗 OH(専修大学)
山本智大 L(大阪ブルテオン)
リザーブ選手
富田将馬 OH(大阪ブルテオン)
ポジションOH:アウトサイドヒッターOP:オポジットMB:ミドルブロッカーS:セッターL:リベロ
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