来月開幕するパリオリンピックの柔道には、男女合わせて14人が内定しています。

このうち同じ企業に所属している男子100キロ級のウルフ選手と73キロ級の橋本壮市選手は29日、東京 目黒区で練習を公開しました。

東京大会で金メダルを獲得し、パリ大会でオリンピック2連覇をねらうウルフ選手は実戦形式の乱取りで得意の大内刈りを見せるなど、順調な調整ぶりを見せていました。

そして、パリ大会に向けて「自分の柔道人生の集大成となる大会で、東京オリンピックとは気持ちの入り方も違うが、2連覇するチャンスがあることに楽しさや喜びを感じながら戦い抜いていきたい」と、意気込みを示しました。

また、初めてのオリンピックに挑む32歳の橋本選手は、コーチと実戦形式の練習を行うなど、精力的に稽古に打ち込んでいました。

橋本選手は「やっとたどりついたと思う。悔いのないように金メダルだけを見て戦いたい」と話していました。

阿部「強いところを見せたい」

東京オリンピック、柔道男子66キロ級の金メダリストで、パリ大会の代表にも内定している阿部一二三選手は、練習には参加しませんでしたが、報道陣の取材に応じ「オリンピックで金メダルを取れないと意味がないので、ここまで順調にきた流れを切らさずにいきたい。相手を投げる柔道を見てほしい。阿部一二三は強いなというところを、パリオリンピックで見せたい」と力強く話していました。

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