■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子ファイナルラウンド 準決勝 日本 3ー0 スロベニア(日本時間30日、ポーランド) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会準決勝で、日本代表(世界ランク2位)はスロベニア(同3位)と対戦。負ければ終わりの一戦で、日本はセットカウント3ー0(25-21 、27-25、31-29)のストレート勝ちを収め、大会初となる銀メダル以上を確定させた。

スタメンは主将の石川祐希(28)、セッターには関田誠大(30)、山内晶大(30)、小野寺太志(28)、西田有志(24)、大塚達宣(23)、リベロは山本智大(29)が起用された。

予選ラウンドで全勝のスロベニアに唯一、黒星をつけた日本は第1セット、石川のスパイクが連続で決まり5-2とリードする。スロベニアに中盤で3連続得点を許し同点に追いつかれるとサービスエースを決められ逆転された。しかし、頼れるキャプテン石川のスパイクなどでブレイクし、再びリード。セットポイントを握った日本は西田のサービスエースで25-21、第1セットを先取した。

第2セットは出だしから石川のバックアタックや大塚のサーブなどで5‐0とリードしたが、中盤でスロベニアのサーブに苦戦し15‐15の同点に。終盤まで競り合うと22‐23の場面では、お互いのスパイクを好ディフェンスでつなぐ壮絶な長いラリーを石川のスパイクで制し23‐23とした。スロベニアに先にセットポイントを握られたが、第1セットに続き西田のサービスエースで27‐25と2セットを連取した。

得点が決まるたびに気合の雄たけびをあげる日本。王手をかけた第3セットは主力の髙橋藍(22)が不在も石川、西田が効率よくスパイクを決めリードする。最大6点あったリードが終盤に20‐20の同点に追いつかれると先にセットポイントを奪われる。しかし全員バレーで再逆転した日本は、粘るスロベニアを振り切りストレート勝利を収めた。

日本は、主要国際大会としては1972年のミュンヘンオリンピック以来52年ぶりの決勝進出。1日に、フランス(世界ランク5位)と金メダルを懸け戦う。※世界ランキングは試合前時点

【日本の得点(上位)】
石川 21点
西田 18点
小野寺 9点
大塚 7点

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