日本パラ陸上競技連盟は、国際大会の成績などを考慮して男女合わせて21人の選手を新たにパリパラリンピックの代表に内定したと発表しました。
このうち女子は、日本選手として初めて夏と冬の両方のパラリンピックで金メダルを獲得し、8回目のパラリンピックとなった東京大会では、トライアスロンと車いすマラソンの2つの競技に出場するなど、数々の挑戦を続けてきた「レジェンド」の土田選手が内定しました。
土田選手は、これで夏と冬合わせて9回目のパラリンピック出場です。
このほか、リオデジャネイロ大会の女子400メートル、腕に障害のあるクラスで銅メダルを獲得し、3大会連続出場となる辻沙絵選手や、ことしの世界選手権の女子100メートルと走り幅跳びの義足のクラスで2つの銅メダルを獲得した前川楓選手など、11人が内定しました。
一方、男子は、60歳のベテラン、伊藤智也選手など10人が内定しました。
車いすのクラスの伊藤選手は2008年の北京パラリンピックの400メートルと800メートルの2種目で金メダルを獲得しましたが、東京大会では、大会直前に行われたクラス分けで従来と異なるクラスと判定され、メダルが有力視されていたクラスの3つの種目に出場できなくなりました。
パリ大会では、これまでメダルを獲得した従来のクラスで400メートルに出場する予定です。
これでパリパラリンピックに臨む陸上の日本代表は合わせて37人が内定しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。