新潟で開催されていた陸上の日本選手権(~6月30日)。パリオリンピック出場をかけた最後の戦いで女子100mハードルの 福部真子(日本建設工業・広島皆実高校出身)が、念願だった夢の舞台への切符を手にしました。
6月29日(土)陸上日本選手権 女子100mハードル準決勝(新潟市)
パリオリンピックの選考レースとなる日本選手権。しかし、ワールドランキングが出場圏外だった福部は優勝しても、参加標準記録(12秒77)を突破を突破しなければオリンピックへの切符を確実にはできない状況でした。翌日の決勝は悪天候が予想されたため、準決勝に参加標準記録突破をかけます。
福部は、スタートから飛び出し、ハードルを飛ぶごとにスピードに乗ります。そしてスピードを落とすことなく、そのままフィニッシュ。記録は12秒75。
徹底した食事管理で体を絞って臨んだ福部は、みごとパリオリンピックの参加標準記録を0秒02上回ったうえで決勝進出を決めました。
6月30日(日)陸上日本選手権 女子100mハードル準決勝
迎えた決勝。会場には強い雨が降り、レーンには水たまりも…。日本人でただ1人、参加標準記録を突破した福部は、優勝すればパリオリンピック出場が内定します。
夢の舞台を目指して走った決勝レース。スタートから混戦になる中、レース後半に抜け出したのは福部。記録は12秒86でみごと優勝。
ギリギリの戦いを勝ち切った福部が去年、4位に終わって、くやし涙を流した日本選手権で自身初めてとなるオリンピックの切符をつかみ、“特大” の笑顔を見せました。
初の五輪代表 福部真子 選手
「やったー!リベンジ達成という気持ちでいっぱいです。(パリ五輪では)しっかり12秒6台を出して世界の選手に食らいついていく走りができればなと思います」
― 6月上旬の布勢スプリントでは状態がよくても記録が出なかった。それならと動物性タンパク質はプロテインのみ、大豆やサラダ・お米で減量生活をして体脂肪率を7%にまで落として臨んだ大一番のレースでした。
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