■MLB ドジャース 6×ー5 ダイヤモンドバックス(日本時間3日 カリフォルニア州ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(29)が3日(日本時間)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦で「1番・DH」で先発出場。5打数3安打(1本塁打)2打点で打率は.320。2試合ぶりの27号、メジャー通算500打点をマークした。
ダイヤモンドバックスの先発はオープナーとなった中継ぎ左腕のJ.マンティプライ(33)。大谷は今季初対戦し、4打数無安打と抑えられた。
現地7月最初のゲームとなった大谷、10日ぶりの本拠地に戻ってきた1回の第1打席、大歓声で迎えられるとカウント1-1から内角141キロのシンカーを逆方向へ。レフトのL.グリエルJr(30)もレフト線の打球でスライディングキャッチを試みたがキャッチできず、今季22本目のツーベースとなった。そして、4番・T.ヘルナンデス(31)がライト線へタイムリーツーベース。大谷が先制のホームを踏んだ。
3回の第2打席、ダイヤモンドバックス2人目R.ネルソン(26)と対戦。カウント2-1から内角低めのカットボールを強振すると、右足つま先に直撃する自打球。大谷はバットを放り投げて、天を仰いで痛みに耐えた。すぐにD.ロバーツ監督(52)とトレーナーもベンチから飛び出し状況を確認した。
続く5球目もファールとなったが、大谷は右足を気にする素振りを見せた。最後は内角高めのストレートに空振り三振、右足の踏ん張りがきかなかった。
2対2で迎えた5回の第3打席、R.ネルソンと2度目の対戦。カウント2-1から内角高めのカットボールをフルスイングすると詰まりながらもセンター前へ。今季32度目のマルチヒットをマークした。
同点の7回、ダイヤモンドバックスは先頭打者が出塁すると、昨季のナ・リーグ新人王1番・C.キャロル(23)が送りバント。かつてヤクルトでプレーしたT.ロブロ監督(58)が緻密な野球を見せた。このチャンスにオールスターファン投票二塁手部門で最終投票トップの2番・K.マーティ(30)が三遊間へタイムリー内野安打。ダイヤモンドバックスが手堅い野球で2対3と勝ち越した。
すると、その裏、無死一塁で本拠地ファンの大歓声に後押しされ、大谷の第4打席、3人目J.マルティネス(22)と対戦。1球目は外角に161.7キロのシンカー、これを見送ると、2球目、内角高めに145キロのスライダー、大谷はこれを逃さず強振すると、打球速度188キロ、飛距離131.9m、角度37度と完璧な一打。“確信歩き”を見せた2試合ぶりの逆転となる27号ツーラン。大谷はメジャー通算500打点を達成した。
しかし、8回、ダイヤモンドバックスは先頭打者を出塁されると、またも送りバント。これをドジャースのB.トライネン(36)が1塁へ悪送球。1塁走者がホームまで帰り、大谷の逆転ツーランもあっという間に4対4に追いつかれた。
さらに9回、抑えのE.フィリップス(29)が3番・J.ピーダーソン(32)に勝ち越しホームランを浴びて4対5。そして、9回、1死走者なしで大谷の第5打席、ホームランで同点のチャンスもダイヤモンドバックスの抑え、G.シーウォルド(34)の前に空振り三振、それでも2死から2番・W.スミス(29)がツーベース、さらに3番・F.フリーマン(34)が左中間へタイムリーツーベース、9回2死走者なしから同点に追いついた。さらに4番・T.ヘルナンデスがレフト前へサヨナラタイムリー、ドジャースが劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
5打数3安打(1本塁打)2打点で打率は.320。2試合ぶりの27号、メジャー通算500打点をマークした。
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